お客様から走行中急に加速しなくなりシフトダウンし、エンジンチェックランプが点灯したとの事で入庫しました。まず診断機を繋いで見ると、スーパーチャージャー系統の故障と出てきたので、スーパーチャージャー辺りを点検していきます。スーパーチャージャーを点検するにもかなり奥にありダクトなど外していかないとなかなか点検できません。点検と同時に配線図を取り寄せていたので見てみると、スーパーチャージャーの10Aのフューズあり、見てみると切れていたので、フューズを交換してみると、クラッチが繋がった瞬間にフューズが切れてしまいました。
クラッチ内でショートしているのか、配線が駄目なのか。ダクト、ベルトを外していくと、やっと姿を現しました。よく見ると、クーラントが漏れています。このスーパーチャージャークラッチはウォーターポンプの抱き合わせなのでクラッチ単体の交換は出来ません。クラッチまでの電源はきているし、水漏れしているし、クラッチが繋がったらフューズが切れるので、ウォーターポンプの交換をお客様に説明し、交換する事になりました。
これが外したウォーターポンプとスーパーチャージャークラッチのセットになった物です。次故障したら乗り換えるとの事だったので、極力安く仕上げて欲しいと依頼があったので、ベルト、ベルトテンショナーは再使用し組み付け、クーラントを入れ、エンジンを掛けてみるとフューズが飛ばなくなりました。試運転をし、様子を見てもフューズが切れないので作業終了で納車させて頂きました。
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